ある葬儀の風景 view

自分の葬儀をプロデュース その2

自分の葬儀をプロデュース その2

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① 事前相談のご依頼

② 故人自身の希望

③ 次回へつづく・・

④ お葬式打合せ

⑤ そして、お葬式

⑥ 故人らしさとのであい

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前回の続きです。

 

④ お葬式打合せ

病室での打ち合わせから4日後、ご希望の葬儀社、A社の担当者と、再び、病室を訪ねました。

そして、金額的なことの打合せを進めてゆきます。

一番大きな金額になるのが祭壇ですが、その決断力の速さには、またまた驚かされました。

パンフレットを見て、2,3分は考えられたでしょうか?

殆ど質問もなく「これがいいね。シンプルで、これにするわ。花は基本、菊で・・・

何故、お葬式に菊を使うか知ってる? 仏様の声を聴く、きく、菊なのよ」

Mさんは宗派にこだわらず、仏教に深く心を寄せている信心深い方でもありました。

担当者とのやり取りがあり、祭壇はすぐに決定。

棺、骨壺、料理なども、多少は、一緒に打ち合わせに参加した長女さんに相談しながらも、全てご自身で決められ、打ち合わせ終了しました。

 


⑤ そして、お葬式

それから、約2カ月が経ち、Mさんが亡くなったとの連絡。

担当者がすぐに駆けつけ、Mさんを病院からご自宅にご移動。Mさん自身で用意されたお布団に休んでいただきました。日程を決め、喪主様と最終確認・決定。

仮通夜・通夜・葬儀と時間等決まっていきます。

親戚の方々も集まってこられたようでしたので、私は訪問をご遠慮して、長女さんにメールでご連絡。

そして、一言アドバイス。

「お母さんのお身体のお手当は、技術的なこともあるので、葬儀社さんに任せないといけないかもしれないけど、メイクはご家族がお手伝いするのもひとつですよ。

より、お母さんらしくはずです・・・  良かったら担当者に相談してみてください。」

 

私は仮通夜の日に葬儀社に移動してこられたMさんとお会いし、ご家族との打ち合わせ。

そして、通夜・葬儀が執り行われました。

 

これまで書いてきた事柄以外で、Mさんが望まれたこと。

お香典は決して頂かないので、受付でもめないよう、スムーズに流れるよう気を付けてほしい。

お孫さんが作成したDVD(病室で見せてもらった)には、Mさんの肉声で来られた方々へのお礼のメッセージ、また、特別、お世話になった数名のかたへは〇〇様、長年、本当にお世話になりました。と名を挙げて感謝のメッセージが入っている。けれど一社、うっかりして入れてないので、司会者である私に言ってくれと・・・それは、地元の大手スーパー。

葬儀の場で変かもしれないけど、森田さん、言ってね。

「皆さん、お買い物は〇〇〇で・・・」と・・

ご家族に再確認したら、母の願いですから是非、代わりに言って下さい。とのことでしたので、DVD放映の後、付け加えました。

15分のDVDで、涙に包まれていた会場は、その言葉に笑いが起き、空気は一変してしまいました。これもMさんの思惑通りだったのかもしれません。

後でMさんらしいお葬式だったとの声が聞こえてきましたから・・・

 

葬儀後、火葬場まで同行し、火葬のあと、葬儀社に帰ってきて法事・お斎。

そして、ご家族をお見送りしてこの日は終了。

 

「この葬儀、一番見たかったのは、母、本人でしょうね。」との長男さんの言葉が印象的でした。

 

⑥ 故人らしさとのであい

その日の夜、ご長女からメッセージ頂きました。

火葬場からの帰り道で、天からこぼれ出た母の嬉し涙と、父が架けてくれた虹の架け橋が、

良か葬儀やった~の返事だと思います。

 

悲しみの中にも、新たなMさんとのであいがあったかなぁ~

映画のストーリーのようなMさんの人生、表現できたかな~

 

Mさんに出会えたことに、心から感謝いたします。

 

     であいのそうぎドットコム 森田理恵子

 

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代表者(森田理恵子)
プロフィール

経歴

1980年3月

鹿児島短期大学音楽科卒業。

ピアノ講師として子どもや大人のレッスンをする傍ら、婚礼でエレクトーン・ピアノ演奏をしていたが、1998年、縁あって某大手葬儀社にて司会・ピアノ演奏・アテンダント・控室の清掃など、葬儀現場の女性の仕事を請け負うようになる。 葬儀現場における様々な業務に従事し、葬儀を一から学ぶ。

2001年
有限会社エムアール・コーポレーションを設立。
2007年

ある思いからその某大手葬儀社との契約を解除。

社員・スタッフはその葬儀社に移籍、一人でゼロからの再スタート。

2015年
一般社団法人自分史活用推進協議会認定 自分史活用アドバイザー資格取得。
2017年
一般社団法人グリーフサポート研究所認定 グリーフサポートバディ資格取得。
2018年現在

約10社からの司会・ピアノ演奏の依頼を受け、スタッフを派遣。自らも司会者として奮闘中。

もっとご遺族の為にできることがあるのではとの想いから2015年より、株式会社ジーエスアイで、以前から興味のあったグリーフサポートを学ぶ。

2018年
一般社団法人グリーフサポート研究所認定 セレブラント資格取得予定。

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有限会社エムアールコーポレーション

鹿児島市伊敷1丁目14-8TEL:080-2708-3087 FAX:099-833-3026Mail:madoguchi@deainosougi.com

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