ある葬儀の風景 view
2/16 お寺にてグリーフサポートの講演
2021/03/09
令和3年2月16日
浄土真宗 本願寺派 妙行寺で行われる「妙行寺文化セミナー」にてグリーフサポートについてお話させていただきました。
① 大切な人が亡くなったら、人はどうなるのか
色々な想いがあって当然だし、表現の仕方もそれぞれ違うけれど
それを、私たちはちゃんと受け止めているでしょか?
心から支えたい、助けたいと思っているけど、つい口にしてしまう言葉。
「頑張って・・」「しっかりして・・・」
そんなアドバイスや、励ましの言葉はご遺族の心を傷つけてしまうこともあるということ
② そもそもグリーフって何なのか?
どんな状態なのか?
③ 悲しみと折り合いをつけていくには・・
大切な人を決して忘れることはできないし、年月が経ったとしても悲しみが消えてなくなるわけではない。
悲しみは乗り越えるなんてことは出来ないだろうと思います。
では、どうやって「悲しみと折り合いをつけていく」か?
一人で抱え込まないよう、そのままの気持ちを受け止め、共有・共感してくれる人や場所が必要であり、それがグリーフサポートであるということ。
それには「聴く」ということが、いかに大切であるかということなどお話ししました。
本当はグループになっていただいて、共有する時間も持ちたかったのですが、ソーシャルディスタンスでバラバラに座ってらっしゃったので難しかったです。
葬儀という儀式にも、また、寺院にも、ご遺族が「悲しみと折り合いをつけてゆく」ために果たす役割、「グリーフサポート」の役割があるということを、最後の住職との話の中で再確認いたしました。
在宅で終末期医療に携わり、一般財団法人エンドオブライフ・ケア協会代表理事の小澤竹俊先生の言葉に「苦しんでいる人は、自分の苦しみを分かってくれる人がいると嬉しい」というのがあります。
それは大切な人を亡くし、悲しみ、苦しんでいる人にとっても同じです。
専門家でなくても、私たち一人ひとりがグリーフサポート的な、小澤先生的な寄り添い方が出来ると、悲しみと共に生きる人たちが、それでも「自分らしく生きていける。」
そう私は信じています。
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こだわったからこその自宅葬
代表者(森田理恵子)
プロフィール
経歴
- 1980年3月
-
鹿児島短期大学音楽科卒業。
ピアノ講師として子どもや大人のレッスンをする傍ら、婚礼でエレクトーン・ピアノ演奏をしていたが、1998年、縁あって某大手葬儀社にて司会・ピアノ演奏・アテンダント・控室の清掃など、葬儀現場の女性の仕事を請け負うようになる。 葬儀現場における様々な業務に従事し、葬儀を一から学ぶ。
- 2001年
- 有限会社エムアール・コーポレーションを設立。
- 2007年
-
ある思いからその某大手葬儀社との契約を解除。
社員・スタッフはその葬儀社に移籍、一人でゼロからの再スタート。
- 2015年
- 一般社団法人自分史活用推進協議会認定 自分史活用アドバイザー資格取得。
- 2017年
- 一般社団法人グリーフサポート研究所認定 グリーフサポートバディ資格取得。
- 2018年現在
-
約10社からの司会・ピアノ演奏の依頼を受け、スタッフを派遣。自らも司会者として奮闘中。
もっとご遺族の為にできることがあるのではとの想いから2015年より、株式会社ジーエスアイで、以前から興味のあったグリーフサポートを学ぶ。
- 2018年
- 一般社団法人グリーフサポート研究所認定 セレブラント資格取得。